集客、売り上げアップのためにすべきことの中で、すぐに実践でき、比較的短時間で成果が上がるもの第三弾です。
3回に分けてご紹介しておりますので他の記事も併せてご覧いただければと思います。

⑴購入点数を増やしてもらう工夫をする　はこちらをご覧ください。
⑵商品単価を上げる　はこちらをご覧ください。

⑶間接的にお客様の心を掴む

お客様の心を掴めば、注文も増加にもつながります。かといって、店員から積極的にお客様に接するわけにはいきませんよね。店内に情報を散りばめ、間接的にお客様の心を掴み、注文につなげることができれば、お店にとってもお客様にとってもメリットを与えられます。お客様に満足していただければ、次のご来店にも繋がるかもしれませんので、ぜひ試してみてください。

①注文後から商品提供までの待ち時間を利用する

注文完了から商品が提供されるまでの間、お客様は意外と暇です。店内POPに話題作りになるようなものを置くといいでしょう。メニュー表では目につかなかったけれど、注文後暇なのでふと壁を見てみたら、期間限定お勧めメニューが目に入り、気になったので追加で注文したというような経験はありませんでしょうか。複数のお客様で来店される場合は、待ち時間に各自スマホに集中するということは少なく、店内を見回しながら会話をして料理が提供されるのを待つことが多いと思われます。店内POPを利用しない手はありません。本来注文するつもりのなかったものを注文してもらえるということは、それだけで客単価は上がります。また、HPをお持ちのお店であれば、HPに簡易なゲームやそれに伴うお得なクーポンなどを載せておいて、お客様にQRコードなどを使ってHPにアクセスしてもらい、追加注文のきっかけを作るということも有効でしょう。お客様の待ち時間を有効に利用して、客単価をあげるきっかけを作りましょう。

②健康志向メニューを作る

昨今、お客様の傾向として、外食でも健康なものを食べたいという思考にシフトしてきています。サイドメニューに健康志向のものを取り入れれば、お客様の目にも止まりやすくなります。外食＝バランスが悪いという罪悪感が頭のどこかでありますので、健康志向メニューは注文しやすくなります。メインの料理で健康志向のものとなると、種類が限定されてしまいますが、サイドメニューであれば、材料費もそこまでかかりませんし、単価も安いのでお客様も手を出しやすくなります。是非とも健康志向メニューを取り入れてみてください。

③お客様の前でパフォーマンスをする

例えば、ご自身が注文したお料理が目の前に来た時に、「カメラで動画撮影のの準備は大丈夫すか？」と店員さんに聞かれたら、思わず準備しませんか？そして、その場で最終調理が始まれば、思わず動画撮影してしまうでしょう。

例えば、
・仕上げ直前状態で止めておく、
・調理風景を料理ショーのように見せる。

こういうメニューを設定することが可能であれば、ぜひとも取り入れていただきたいということなのです。お客様の目の前で何かしらの動きを入れることによって、お客様はスマホで録画をし、SNSに投稿したり、LINEなどのツールで友達に紹介したります。すると、その情報が拡散され、多くの方の目に触れることとなり、結果来店するお客様の数が増えるきっかけになります。写真ももちろん有効な手段ですが、動画を撮ってもらうことによって雰囲気がより伝わりやすくなります。無料の宣伝効果があるというわけです。お店に余裕があれば、あえて動きを入れる商品を作りましょう。普通のラーメン屋さんだったお店が、店長の接客パフォーマンスが面白いということで有名になり、インスタ映えするということで口コミが広がり、その結果、お客様の来店数が増え、売り上げがかなり伸びたという例もあります。そんな難しいことをしなくてもよく、例えば、山盛りのをイクラをぶっかけてくれる、目の前で一瞬炎が上がるなど、ちょっとしたことでもいいのです。
また、昨今は、インバウンド効果も軽視できません。海外の方の情報ツールは、You Tubeなどの動画です。彼らは「面白い」と興味を持ったものに関しては、たとえ交通の便が悪かろうとも「せっかく日本に行くのだから」と、頑張ってお店まで来てくれます。そんな彼らが、動画を撮り、自国の友達へ拡散するという宣伝効果もかなりのものです。これからは、国内だけでなく海外のお客様向けの対策も行ったほうがいいでしょう。手間暇かけず、少しの演出で大きな集客効果をもたらすことができるのですから、接客に少しのパフォーマンスを取り入れるという方法は、試してみない手はないと思いますよ。