⒈ホームページの制作費、維持管理費の内容
その1:ホームページ制作費
ホームページの制作費は、どのような工程で制作するかや、どのような目的のサイトを制作するかで大きく変わってきます。
ホームページ制作にかかる費用の内訳は大体以下の通りです。
①ディレクション費
ディレクションとは、依頼者との打ち合わせやホームページ構成、写真やテキストデータといった素材集め、最終確認などを含めたプロジェクトの進行管理のことを指します。企画構成・案件定義など、ホームページ制作に関するすべての進行管理を行います。
②デザイン費
テンプレートを使うか、オリジナルデザインを考えるかによっても料金は異なります。「デザイン」と一括りにしている工程には、トップページや下層ページといったホームページ自体のデザインを決める作業のほかに、イラストやロゴ、ボタンの作成なども含まれます。
③コンテンツ費
ホームページ内に掲載するテキストや画像、動画の作成などの費用です。セールスライティングやSEOライティングといった集客効果が期待できるテキスト作成もこれにあたります。サイトの新規作成ではなくリニューアルであったとしても、既存コンテンツを修正したりあらたに素材を足したりする必要もあるため、コンテンツ制作には安いか高いかは別として、一定の費用がかかることがあります。
④コーディング費
ホームページの設計書をもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いてソースコードを書き込む工程をコーディングと言います。デザインの工程同様、ページの長さや作り込み度合いによって費用は異なります。
⑤システム費
デザイン制作、コーディングが完了した後に発生する工程で、PHPやRubyなどのプログラミング言語を用いてCMSの構築など、さまざまなシステム開発を行います。
ホームページでよく見かける「お問い合わせフォーム」や「検索機能」もこの工程に該当します。「WordPress」を利用している場合の構築・カスタマイズ費用もこれに含まれます。
⑥SEO対策費
SEO対策に強い制作会社の場合には確実に上位表示されるよう、別途料金を設けてコンサルティングを行います。また、ホームページの閲覧数や滞在時間など、アクセスに関するさまざまな情報が得られる「アクセス解析ツール」の設置費もこれに含まれます。
⑦スマホ対応費
PC用に作成したホームページをスマートフォンでも閲覧できるように、スマホ用のサイトも同時に作成する費用
その2:ホームページ維持管理費
制作したホームページのデータを定期的に保存したり、ホームページが問題なく表示されるように管理するための費用です。制作料金を支払うのは1回だけですが、保守費用はホームページを持ち続ける限り毎月支払わなければなりません。制作料金よりも保守費用の方が重要ですね。
ホームページ維持管理にかかる費用の内訳は大体以下の通りです。
①ドメイン利用料
②SEO対策
③更新費(修正・追加)
その1、その2を合算したものが、ホームページ制作料金、維持管理費となるわけです。
一口にホームページにかかる費用といっても、これだけの内訳があるわけですが、これをご覧いただき、ホームページ費用の概要をなんとなくでもご理解いただければ嬉しいです。次の記事では、ホームページ制作費、維持管理費の一例と、その設定基準、相場についてお話ししたいと思います。
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